茂木校長ブログ

きっと、少しずつ、「なりたい大人」に

 最近、「白熱教室」でおおぞら高校の卒業生の方とお話する機会が多く、とてもうれしく思います。

 それぞれ、「なりたい大人」になるためにがんばっている、その姿はまぶしい程です。

 そんな先輩たちも、おおぞら高校に入る前はいろいろと悩むことがあったと聞きます。

 入学して、すばらしいコーチ、そして仲間たちに出会うことで、少しずつ自分の道を見つけることができたのです。

 人間の脳には、他人と自分を映し合う「ミラーニューロン」があります。コーチや仲間たちという「鏡」に映った自分を見つめることで、少しずつ、「なりたい大人」がわかってくるのです。

 

 今はまだ自信がないという在校生のみなさんも、だいじょうぶ。

 きっと、少しずつ、「なりたい大人」に近づけます。

 鏡の中の自分の心の中から希望という光が出ていることに、気づく日が来るのです。

屋久島おおぞら高等学校
校長 茂木 健一郎

1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程を修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。
「ベースとなっている人間力の強みを生かした上で、いろんな方向にとんがっていける生徒が出てくるような高校にしていきたい」