スクーリング

年に1回が待ちどおしい、魅力的な体験。

世界自然遺産・屋久島で過ごす集中スクーリングでは、一生忘れられない感動的な体験が待っています。自分を見つめ、友人や先生、そして自然と向き合うことで、自分自身の中にある「生きる力」を大きく育んでいきます。

屋久島スクーリングとは

年に一度、すべての生徒が屋久島に出かけ、学ぶことを「屋久島スクーリング」といいます。これは全国にあるキャンパスに通学している生徒も、自宅で学んでいる生徒も、全員が必ず参加するもの。高校卒業に欠かせない条件のひとつです。教室や体育館での授業、屋久島の大自然での特別活動、宿泊棟での自由時間など、さまざまな体験を積み、新しい仲間と出会い、多くの時間を共有することで、絆が深まり、視野が拡がります。

【感染拡大防止策】
引き続き情勢を注視しつつ、状況の変化に応じて適切な措置を講じてまいります。なお、情勢の変化により上記対応について、予告なく変更が生じる場合がございます。参加前にはこまめにご確認ください。
また、地域によって参加可否や参加時期に違いが生じる場合があります。ご了承ください。
※10月以降は受け入れ人数を段階的に増やすため、1部屋あたりの人数が1名~2名に変更されております。

スクーリングの目的

誰もに必ず内在する「生きる力」を、独自のプログラムで引き出し、確固たる大きな自信につなげます。
「生きる力」とは
思いを伝えること、考えること、物を作ること、我慢すること、人と交わること。
この5つの生きる力を持った人間を育てるためにスクーリングでは次の「3つの体験」を実践します。
①大自然と向き合える「遊び」の体験。
②達成感を得る「仕事」の体験。
③便利な都会生活から切り離された大自然の中で、自分の居場所や存在を意識させる「不自由」体験。

スクーリングコンセプト
「そこに生命がある」

屋久島の自然はすべてがつながり、循環しながら日々生まれ変わり、生命力に満ちています。その再生と循環の力を、教育の現場に活かしていきた。そう強く願って屋久島に学校を設立しました。日常や都会から切り離された圧倒的な自然を前にして自分を見つめることで、自分という個(いのち)を発見、再確認します。そこから生徒自身が「自分はひとりきりではない」というつながっている感覚を身につけていきます。

「ホリスティック教育」とは

人と人の絆、心と身体のバランス、人間と自然の共生、生命の尊厳や神秘、時のリズムや個人のタイミング......。
「ホリスティック教育」は、あらゆる物事の「つながり」や「かかわり」を全体として意識できるよう導き、育む教育です。各キャンパスでも全人的な教育を行いますが、特に屋久島スクーリングでは世界遺産の大自然が助けになり、生徒自身が「自分は一人きりではない」という感覚を身につけていきます。日常と非日常、両方の経験を通して、生きる力を自ら獲得できるようサポートしています。

誰もが、この地球上にたくさんある命のひとつ。 ──茂木健一郎

屋久島おおぞら高等学校では、茂木健一郎氏の特別授業が実施されました。大自然の中で行われる茂木氏と生徒たちとの交流は、まさにホリスティック教育を具現化したものといえます。

はじめて屋久島での特別授業を行った時、「われわれも、この地球上にたくさんある命のひとつに過ぎない」、そういう謙虚で、それでいてとても豊かな気持ちになりました。日本という島国の中に、屋久島という存在があることでさえ奇跡のようですが、それを体験できる人も幸せです。たぶん、自然の偉大さに触れたり、海外へ出てみたりしないと、自分の中にある謙虚さや豊かさ、可能性に気づくのは難しいのでしょう。

また、屋久島の森には、さまざまな生き物がそれぞれに応じた場所で生きています。ひとつの生き物を見ると、あることは得意なんだけれど、別のことは苦手。また別の場所にいる生き物を見ると、別のことが得意で、他のことが苦手。つまり、お互いが得意な場所で生きているわけです。われわれのいる社会も、誰もが何かが得意で何かが苦手だけども、それでいいじゃないかと思えてきます。ひとりの人がすべてをやる必要はない。自分の得意としていることを、自分の場所で活かせばいい。

大きな視点から全体を捉え、全体の中からそれぞれが得意なことをひき出し、伸ばしていく。そういう教育をめざしているのがおおぞらなのでしょう。(談)

校長 茂木健一郎(もぎ・けんいちろう)
1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程を修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。「クオリア(意識のなかで立ち上がる、数量化できない微妙な質感)」をキーワードとして、脳と心の関係を探求し続けている。『脳と仮想』(2004年、新潮社)で小林秀雄賞を、『今、ここからすべての場所へ』(2009年、筑摩書房)で桑原武夫学芸賞を受賞。

屋久島でのプログラム

テーマは生命(いのち) 。一人ひとりが、他者(生命)と「関わり」、「向き合い」、「バランス・調和を取る」。そんなさまざまな体験を通して、自分そして他者の生命の尊さ、輝きに気づくことができる。それがオリジナルグループワークです。

チームビルディング

各クラスでのグループワークを通して、チームを創り上げます。一人きりでは感じることのできない感情や、人との関わりの中で感じた気持ちと向き合い、人を信じることや協調の素晴らしさも実感していきます。

自然体験

栗生浜、春田浜、ヤクスギランド、白谷雲水峡、太鼓岩トレッキングといった世界自然遺産の森、山、川を直接体験することで、屋久島の持つ生命力を感じ取り、心身の開放、自分を実感する瞬間に出会います。

問題解決実習

過去の自分を温かい視線で振り返り、自分の性格や趣味・志向、強み・弱みをつかむとともに、自分自身がチームにどのように関わるかを確認。自らを発見しながら、問題解決にチャレンジする時間です。

スクーリングの1日

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