先生からのエール
愛のある大人
樋口公永 先生
2025.09.08

私は、これまでたくさんの人から愛をもらって生きてきました。
そのたくさんの愛に支えられて、今の私があると感じています。私にとって「愛を持って接する」というのは、相手のことを真剣に思い、本気で向き合うということ。
中学校の担任の先生は、まさにそんな人でした。教師だからという義務ではなく、私と一緒に泣いてくれたり、本気で叱ってくれたり、人としてまっすぐ向き合ってくれた人です。そして今、私はそのもらった愛を屋久島スクーリングで出会う生徒に届けています。誰かから受け取った愛を今度は自分が誰かに届ける。そして、その愛を受け取った誰かが、また次の誰かに愛を渡していく。そんなふうに愛が巡って、いつかまた自分のもとに戻ってくる。そんな「愛の循環」が生まれたら、素敵だなと思っています。「愛を持って接する」ことは、人それぞれ形が違うものだと思います。でも、自分がもらったら嬉しいと思う愛を誰かに届けてみてください。きっと、あなた自身もたくさんの愛に包まれた人になれるはずです。