めぐりあわせ

古居智子さん

今回は5月7日に実施された、つながる学科 自分探求コースのつなげる実習オンライン授業にて講師をされた古居智子さんについてお届けします。
古居さんは、屋久島在住で「密行 最後の伴天連シドッティ」や「ウィルソンの屋久島-100年の記憶と旅路」など屋久島に関連するものなど数々の著書を執筆されています。
本を書く上で古居さんは「自分の知らないものにふれ、興味を持ちそれを形として一冊の本へとつながっている。興味を持った自分を書いている。」と取材の際にお話してくださいました。

講座の中ではシドッチ神父についてお話いただきました。
今回の古居さんのお話の中で印象に残っている言葉は"めぐりあわせ"です。
シドッチ神父は、台湾から日本に来るまでに199の島の中から屋久島を選んできたこと、古居さんがシドッチ神父の生涯を調べ考え執筆、出版されたこと、そして、屋久島おおぞら高等学校でお話いただく機会ができたこと。全て"めぐりあわせ"ということでした。
今回はシドッチ神父が入口になった"めぐりあわせ"
みなさんの生活の中にも様々な"めぐりあわせ"が隠れています。
一つひとつを意味づけして考えてみると、小さな感動が生まれ、めぐりあわせの中で生きていることを感じるきっかけになるかもしれません。
屋久島おおぞら高等学校でぜひたくさんの"めぐりあわせ"を見つけてください。

神父シドッチ上陸記念碑は、屋久島おおぞら高等学校から車で約10分の場所にあります。屋久島おおぞら高等学校に来る際に、入口が左手に見えると思うので、ぜひ探してみてください。