様々な生き方に触れてみませんか?

みなさん、こんにちは。寒さも少しずつ和らぎ、屋久島の県道沿いには寒緋桜が咲いています。春の訪れが待ち遠しいですね。
屋久島おおぞら高等学校のつながる学科では屋久島出身の方や屋久島の産業を支えてくださっている方など屋久島と「つながり」のある講師の方をお招きし、様々な授業が開講されています。先日行われた「自然」がテーマの授業では、笹川健一さんが講師として登場してくださいました。

笹川さんは、屋久島でネイチャーガイドをされている方です。ネイチャーガイドとは山や海、森などアウトドアで参加者が楽しめるように自然の魅力を伝えたり、案内したりする仕事です。ガイド歴は12年で、主に縄文杉やツアーガイド、リバーカヤックのガイドをされています。屋久島でネイチャーガイドをされている笹川さん屋久島に来る前は、広告代理店勤務だった笹川さん。
現在自然に関わる仕事をしていますが、前からすごく自然が好きというわけではなく、東京出身東京育ちなので自然とあまり触れ合っていなかったそうです。
そんな笹川さんは、28歳のとき、奥様と食事をしながら「このままでいいのだろうか。自分は何がしたいかな...」と改めて考えたとき「島で暮らしてみたい」と思ったそうです。
移住への不安はあったけれど、背中を押してくれたものは「ワクワクできそう」という気持ち。屋久島に移住することを考えると良い意味で想像ができなかったそうです。

Q. わくわくする瞬間は?
「同じコースを行っても初めて現れる風景があること。」
ガイドという仕事は同じ場所に何度も足を運びます。以前、お客さんに「同じ場所に行って飽きないんですか?」と聞かれたことがあるそうですが、「一緒に行く人も違う、森の中の季節も違う。カラスバト(※)に出会った出来事のように何度足を運んでいても初めての場面がきたりする。そういった場面がいつきてもいいようにいろんなところに目を光らせるようにしています。」とお話しされていました。
※カラスバトは絶滅危惧であることに加え、警戒心が強く、人前にめったに現れない生き物です。

Q. 笹川さんが目指しているところは?
「屋久島が持っている自然の力、屋久島の力を伝えたい。感じてもらいたい。」
屋久島で観光といえば縄文杉やもののけ姫にいきがちですが、もっとポテンシャルを秘めていると感じているそうです。「鳥の風景など、一度しか見られない風景がいっぱいあり、いろんな魅力を引き出すことができたらいいな。屋久島は、自然から学べる場所。それを自分の言葉で表現して伝えたい」とお話しされていました。

つなげる実習オンラインでは様々な講師が出演し、屋久島に移住した理由、今行っている仕事への思いなど、話を聞いたり直接質問をしたりすることができます。
あまり自然と触れ合ってこなかった笹川さんが、屋久島に移住をするきっかけとなったように、みなさんの価値観、人生に影響を与える時間があるかもしれません。お問い合わせ、ご参加、お待ちしています。

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