茂木校長ブログ

脳の学びの「一回性」(onceness)
このほど、屋久島おおぞら高校校長をさせていただくことになりました、脳科学者の茂木健一郎です。

ここでは、学校のこと、さまざま行事のこと、在校生のみなさんへのメッセージ、学びのこと、脳のこと、いろいろなことを書いていきたいと思っています。

よろしくお願いいたします。

今回は、脳の経験、学びの「一回性」(onceness)についてお話したいと思います。

学びにおいては、日々の積み重ねがとても大切ですが、一方で、短い時間でも、強烈なインパクトのある経験、感動のある体験も重要です。

屋久島おおぞら高校の在校生のみなさんは、屋久島でのスクーリングを楽しみにしていると思います。

その屋久島での日々が、まさに「一回性」です。

私も何度か屋久島に行って、屋久島おおぞら高校のプログラムをご一緒していますが、ふだんと異なる空間で、かけがえのない仲間たちと過ごす何日間には、一生忘れられないような学びがあります。

大切なことは、感覚を開いて、自分の脳の中に経験をいきいきと迎え入れることです。

そうすることで、たとえ、屋久島に滞在する時間は限られていても、一生忘れることのない学びが得られます。

屋久島でみなさんの脳に植え付けられた学びの「種」が、長い年月の間に芽生え、成長し、やがて花開いて、人生にかけがえのない実りをもたらしてくれるのです。

屋久島のスクーリングの日付がやってくるのが、楽しみですね!

それが近づいてきたみなさん、いよいよですね!

いってらっしゃい!

屋久島おおぞら高等学校
校長 茂木 健一郎

1962年東京生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学理学部、法学部を卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程を修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。
「ベースとなっている人間力の強みを生かした上で、いろんな方向にとんがっていける生徒が出てくるような高校にしていきたい」